ASCMO-MOCAの基礎

ASCMO-MOCAは、モデルパラメータを最適化し、モデルの予測結果と実センサの出力値との差異を最小化することを可能にするツールです。

最新のECUには、物理学に基づくモデルが組み込まれ、実センサの役割を果たしたり監視を行ったりしているものがあります。このような物理モデルは汎用的なものなので、実際のエンジンに合わせた調整が必要です。そのためには、テストベンチや車両などを用いて実際に計測した値を用いてモデルパラメータ(マップ、カーブ、スカラ)を最適化する必要があります。

ASCMO-MOCAは、ユーザーが入力した一連の式によりモデルを表現します。あるいは、Simulink®などで作成されたモデルを用いることもできます。

本章ではASCMO-MOCAの機能と一般的な操作方法について説明します。

具体的な内容は以下のとおりです。

  • ASCMO-MOCAの応用分野

    本項では、ASCMO-MOCAの幅広い応用分野について、概要を紹介します。

  • ASCMO-MOCAユーザーインターフェースのエレメント

    本項では、ASCMO-MOCAのユーザーインターフェースの構成と機能について簡単に説明します。

  • データ

    本項では、測定データのインポート、分析、処理について説明します。

  • 入力データの評価

    本項では、ASCMO-MOCAがパラメータ最適化の目的で使用する入力データの品質にアクセスする方法について説明します。

  • モデル

    本項では、外部モデルをASCMO-MOCAにインポートして使用する方法について説明します。

  • ファンクション

    本項では、一連の式で構成されるファンクションを定義することによってモデルを作成する方法について概説します。

  • パラメータ

    本項ではASCMO-MOCAで行われるパラメータの最適化処理について概説します。

  • パラメータの種類

    本項では、最適化(ステップ6:最適化参照)のためのファンクションで使用できるパラメータのタイプ(ステップ5:ファンクションの構築参照)についての概要を説明します。

  • 最適化

    本項では、パラメータの最適化に使用できる各種最適化メソッドと最適化目標について説明します。