走行サイクルを生成する
一般的に、モデル(排出量モデルなど)の品質は、異なる一連の「走行サイクルセット」で性能を試験することによって検証することができます。
さらに、RDE(Real Driving Emissions:実走行時の排ガス測定)に対応するには、モデルをさまざまなバリエーションの走行サイクルで評価して、可能な限り広範囲の走行条件をカバーすることが重要となります。
ASCMO-STATICでは、既存の走行サイクルセット(路上やテストベンチで実際に計測されたもの)を基に、複数の「仮想走行サイクル」を生成することができます。生成された走行サイクルは、既存の走行サイクルに類似し、それぞれ異なる特徴を持っています。
注記 |
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ASCMO-STATIC(GUI: Calibration > Driving Cycles)またはASCMO Cycle Generatorで生成された走行サイクルは、既存の走行サイクルに類似しています。規制には適合しておらず、ベースとなった走行サイクルの特性を満たしていることもありません。生成は、確率モデル(マルコフ連鎖)に基づいて行われたものです。 生成されたサイクルは、RDE認証などの正式な目的で用いられることを前提したものではありません。 |
Calibration → Driving Cycles を選択します。
走行サイクルマネージャが開きます。
"Driving Cycle Manager" ウィンドウで、Data → Generate Driving Cycle(s) を選択します。
ダイアログウィンドウが開き、使用できる走行サイクルのリストが表示されます。
新しい走行サイクルのベースとして使用する走行サイクル(複数可)を選択します。
注記
2つ以上の走行サイクルを入力として選択した場合は、それらの走行サイクルに同じ数の動作ポイント軸が含まれている必要があります。
"Generate Driving Cycle(s)" ダイアログボックスで、以下のように設定します。
Weight
複数の走行サイクルをベースに走行サイクルを生成する場合に、新しい走行サイクルに対してベースとなる走行サイクルをそれぞれどの程度反映するかを決定する値(1以上の整数)です。値が大きいほど影響が大きくなります。
ベースの走行サイクルを1つだけ選択した場合は、重みは常に1に設定され、変更できません。
Number of Cycles
生成する走行サイクルの数を指定します。
複数の走行サイクルをベースとする場合は、内部的にそれらの走行サイクルは、平均値の軌跡で表された1つの走行サイクルとして扱われます。
Use full hull range
外殻の範囲をすべて新しい走行サイクルに使用します。
Name Prefix
新しく生成する走行サイクルの名前を入力します。
名前が重複する場合は、この名前に連番が付加されます。
Sample Time
生成される走行サイクルは、"Sample Time" フィールドで設定された固定サンプルタイムで計算されます。
注記: 新しい走行サイクルのベースとなるすべての走行サイクルは、選択されたサンプルタイムに合わせて内部的に再サンプリングされます。
Cycle Duration
生成する走行サイクルの時間幅を指定します。
Generate をクリックします。
設定に従って新しい走行サイクルが生成されます。"Driving Cycle Manager" ウィンドウ左側のリストに追加されます。
注記
入力の走行サイクルに含まれる動作ポイント軸の数に関わらず、新しい走行サイクルに含まれる動作ポイント軸は2つのみです。
参照
"Generate Driving Cycle(s)" ウィンドウ