測定データのエクスポートと変換

V8.7は、全バージョンのMDF開く このファイル(MDF: Measure Data Format)は測定データ用のバイナリファイルフォーマットです。このフォーマットは、自動車制御システム開発において、測定データの保存、交換、分析などに利用されます。MDFファイルには、メタ情報(ユーザー、会社、プロジェクト、コメントなど)も含まれます。一般的に、V3.xのMDFファイルには拡張子.datが使用されます。V4.xのMDFファイルには.mdfまたは.mf4が使用されます。ファイルを測定ファイルとしてサポートしています。MDFファイルの読み書きが可能です。測定ファイル全体、または一部のシグナルのみをエクスポートすることができます。測定データのエクスポート、つまり新しいファイルの書き込みは、対象とするフォーマットの機能に応じて制限があります。そのため、エクスポートの前には検証が必要です。処理の高速化のため、この検証は要求に応じて行われます。すべての設定が終了したら、検証 をクリックします。検証が成功すれば、エクスポート をクリックしてエクスポート処理を続行できます。

ビデオチュートリアル Exporting Signals and Files(シグナルとファイルのエクスポート)でも、選択したシグナルを測定ファイルにエクスポートする方法や、測定ファイルを別のフォーマットに変換する方法が説明されています。

MDA V8には、追加のアドオンとしてMdfCombine.exeMDFConvert.exeが付属しています。参照:コマンドラインツールMDAで作成されたMDF 4.xファイルのヘッダには、使用されたMCD Coreのバージョンが含まれています。

以下の操作を実行できます。

測定データをエクスポートする

ビデオチュートリアル Exporting Signals and Files(シグナルとファイルのエクスポート)でも、選択したシグナルを測定ファイルにエクスポートする方法や、測定ファイルを別のフォーマットに変換する方法が説明されています。

以下のいずれかの方法で、エクスポートする対象を指定します。

  • 測定ファイル全体を(別のファイルフォーマットに変換するなどのために)エクスポートする場合、あるいは特定の時間範囲だけをエクスポートする場合は、ファイルエクスプローラで測定ファイルを選択します。

  • コンフィギュレーションに含まれる一部のシグナルをエクスポートするには、変数エクスプローラでシグナルを選択します。

  • 特定の時間範囲内の一部のシグナルをエクスポートする場合は、分析ウィンドウレベルでエクスポートすることをお勧めします。この場合、割り当てられたシグナルと表示されている時間範囲がデフォルト値として使用されます。エクスポートダイアログボックスでは、時間範囲を調整したり、すべてのシグナルをエクスポートファイルに含めたりすることができます。

    ただし現時点においてこの機能をサポートしているのは、オシロスコープ、散布図、テーブルのウィンドウのみです。オシロスコープの場合、シグナルカーブが非表示になっているシグナルについてもすべてエクスポートされます。

  1. 以下のいずれかを行います。
    • ファイルエクスプローラまたは変数エクスプローラからエクスポートダイアログを開くには、右クリックでショートカットキーを開き 測定データのエクスポート を選択します。
    • 分析ウィンドウからエクスポートダイアログを開くには、分析ウィンドウのツールバーにあるエクスポートアイコンをクリックします。

      測定データのエクスポートダイアログボックスが開き、エクスポートされるシグナルの総数が表示されます。分析ウィンドウからこのダイアログボックスを開いた場合は、すべてのファイルのすべてのシグナルを含めることもできます。

  2. エクスポートする時間の範囲(開始時刻と終了時刻)を指定します。

    分析ウィンドウからこのダイアログボックスを開いた場合は、そのウィンドウに表示されている時間の範囲がデフォルト値として提示されます。

  3. エクスポート先のパスとファイル名を指定するには、参照 をクリックします。

    V8.7は指定された場所に同名のファイルがすでに存在しているかをチェックします。存在する場合は、指定されたファイル名に自動的に連番を付加します。そのファイル名をマニュアル操作で既存のファイルと同じものに変更すると、ファイルが上書きされることを通知する警告メッセージが表示されます。

  4. 検証 をクリックします。

  5. エクスポート をクリックします。

    注記 

    測定ファイルをエクスポートする際には、添付ファイルは除外されます。

エクスポートされるシグナルの出力ラスタを定義する

  1. 測定データをエクスポートするのステップ1、2を行って、測定データのエクスポート ウィンドウを開きます。

  2. 出力ラスタ チェックボックスをオンにして、ラスタ値を入力します。

  3. エクスポート をクリックします。

    このラスタは、エクスポートされる全シグナルに適用されます。

指定されたラスタのタイムスタンプに該当するサンプルが存在しない場合は、その直前のサンプルの値がエクスポートされます。

測定データのファイルフォーマットを変換する

  1. 測定データをエクスポートするのステップ1、2を行って、測定データのエクスポート ウィンドウを開きます。

  2. 複数のファイル拡張子が使用可能な場合は、ファイルフォーマット ドロップダウンメニューから拡張子を選択します。

    新しいファイルフォーマットは、ファイル名 フィールドに自動的に適用されます。

  3. エクスポート をクリックします。

測定ファイルを圧縮する

選択したMDFフォーマットに応じて、MDAMdfConvert.exeは自動的に圧縮メソッドを選択します。MDF V4.0フォーマットのファイルに対しては、圧縮は適用されません。MDF V4.1では、定義された圧縮メソッドはdeflateのみです。MDF V4.3で使用される圧縮メソッドZSTDは、deflateやLZ4と比較して圧縮率が高く、高速で圧縮/解凍が行えます。

エクスポート処理をキャンセルする

  1. MDAウィンドウ右下の をクリックします。
  2. 実行中のエクスポート処理のうち、キャンセルしたい処理の行の右端にある赤いアイコンをクリックします。

    エクスポートがキャンセルされたことを通知する警告シンボルが表示されます。

エクスポート処理のステータスを確認する

  1. MDAウィンドウ右下の をクリックします。

    現在実行中または終了済みの各処理のステータスが以下の色で表示されます。

    • 青:エクスポート処理を実行しています。
    • 赤:エクスポート処理に失敗しました。
    • 黄:エクスポート処理がキャンセルされました。
    • 緑:エクスポート処理が正常終了しました。

    エクスポートアイコンは、エクスポート処理全体のステータスを表示します。

  2. このリストの行数を減らすには、すでに終了済みのエクスポート処理を消去することができます。リスト内の処理を右クリックして、ショートカットメニューから以下のいずれかを選択します。
    • 1行のみ消去するには、終了済みエントリを消去 を選択します。
    • 全行を消去するには 終了済みエントリをすべて消去 を選択します。

エクスポートしたファイルをWindowsエクスプローラーで確認する

  1. リスト内のエクスポート処理を右クリックします。
  2. ショートカットメニューから Windowsエクスプローラでファイルを開く を選択します。

エクスポートされたファイルをMDAで直接使用する

  1. エクスポートが終了した後は、そのファイルをエクスポート済みリストかコンフィギュレーションにドラッグ&ドロップすることができます。

ファイルは、MDAに新しく追加するか、またはロード済みファイルを直接置き換えることができます。