ETAS ASCMOの概要

ASCMOAdvanced Simulation for Calibration, Modeling and Optimization)は、「実験計画法」(DoE: Design of Experiment)と呼ばれる手法により得られる測定データに基づいて、未知のシステムの入出力挙動をモデリングするためのツールです。

このような「データベースモデリング」が有効な手段として必要となるのは、システムを物理式で正確に定義できない場合です。この手法では質の高いモデルを作り上げることができるので、たとえば、内燃機関の大域的挙動といった複雑な関係もマッピングできます。

モデリングが終わると、ETAS ASCMOはシステムの挙動を「可視化」し、モデルを使用して「適合」/「最適化」を行うための各種選択肢を提示します。ここで適合作業を行い、「内燃機関」システムのモデリングと最適化を実現します。

ここで使用されるモデリングと最適化の手法は、入力変数によって出力変数の値が連続的に変化するようなシステムにも適用できます。

実験計画法(DoE:Design of Experiment)

「実験計画法」は、未知のシステムのデータベースモデリングを行うための手法です。

そのプロセスは、最小限の測定労力でモデルトレーニング用のデータを得るための実験計画から始まります。このデータセットを使ってモデルのトレーニングが行われます。

モデルは数学的近似法を基礎とし、測定対象システムの挙動を再現することができます。

モデリングの目的は、システムの挙動を評価して最適化することです。たとえば、内燃エンジンの最適な出力変数(最大性能、最小の消費や排出量)を得られる入力変数を決定することなどです。