走行サイクルのグローバル最適化
一般的な燃焼エンジン(乗用車やトラックなど)については、各種テストサイクルにおいて、法的に定められた排ガスのしきい値条件(Euro 6規格など)に適合していることを証明する必要があります。そのため適合を行う際には、所定のしきい値条件を満たして最良の消費率を実現すると同時に、圧力や温度のしきい値といったその他のすべての制限事項にも従わなくてはなりません。
走行サイクルには、固定的な動作ポイントのリストとして定められているものと、エンジン回転数と負荷による過渡走行サイクルとして定められているものとがあります。静的情報に基づいて信頼性の高い動的な結果を予測するには、過渡走行サイクルの動作ポイントをできる限り削減し、代表的な動作ポイントのリストにする方法が一般的です。
本項では、ASCMO-STATICで走行サイクルのグローバル最適化を行う方法について、ディーゼルエンジンのモデルを例に用いて説明します。