外乱要因、ドリフト、実験の再現性
モデルの品質は測定データの品質に大きく左右されます。エンジンなどの測定に悪影響を与える可能性のあるファクタとしては、時間的ドリフトだけでなく、エンジン、オイル、給気の温度などの外乱要因も考えられます。
そのため、測定を行うたびに、特に所定の動作ポイントにおいて測定の時間範囲全体(測定の冒頭、中間、終盤)がカバーされるよう、反復ポイントの測定を行ってください。
これらの測定ポイントは実験の再現性(RMSE)の判定に使用されるため、高度な計測技術なしにモデルの精度を高めることはできません。
また一方では、このような測定を行うことにより、外乱要因に基づくドリフトを測定時刻または測定ポイント番号により識別することが可能です。この場合、外乱要因をモデルの入力とすることにより、ドリフトによる影響を補正できます。この外乱要因の補正を行うには、外乱要因と他のモデルパラメータとの間に相関関係がまったくないこと(つまりパラメータを「ソート」せずに測定すること)が重要です。