ASCMO-MOCAについて

ASCMO-MOCAは、与えられたデータを用いてファンクションのモデリングと適合(Modeling and Calibration)を行うツールです。各ファンクションは、変更可能なパラメータについての数学演算(ルックアップテーブル演算など)で構成されます。ツールの目標は、与えられたデータに対するファンクション出力の逸脱を最小化することにあります。その達成のため、オプティマイザがファンクションの各パラメータを調整(適合)します。その際にはカーブ/マップの平滑度や傾斜といった各種制約も考慮されます。

結果はさまざまなビュー(スコープビュー、散布図など)で表示できます。外れ値などの問題点を残差分析によって検出することもできます。

ASCMO-MOCAには、2つのバージョン(フルバージョンとランタイムバージョン)があります。フルバージョンでは、ファンクションや最適化手順、さらには最適化処理自体をモデリングすることができます。ランタイムバージョンでは、フルバージョンで作成したプロジェクトを開き、データをインポートして最適化を実行することができますが、ファンクションや最適化手順の定義は行えません。

ASCMO-MOCAの構成要素は、スカラ値、ルックアップテーブル、RBF(Radial Basis Function:放射基底関数)ネットワークのほか、Simulink®などの別ソースのモデルです。

内部ステートとループを含まない時間依存のファンクションは、ASCMO-MOCAで直接モデリングすることができます。より複雑な時間依存ファンクションのモデリングにはSimulink®などの外部ツールを使用する必要があります。その場合は、ASCMO-MOCAが最適化を実行する際にも外部ツールが必要となります。